コロトンとは?

 

 打楽器練習補助器具「コロトン」をご参照いただきありがとうございます。この器具は、「動き」の為のトレーニング器具です。使えば使う程、手や指などの身体的なコントロールができるようになりますが、それ自体は「音楽」とは別です。
 「動き」だけを音楽に結び付けるのでは良い結果は得られません。この器具を使って効率的に「動き」を養う事と同時に、「リズム」や「音程」「歌い方」「音色」等、「音」そのものの要素を頭の中で作り上げておいてください。

 それは一般的には、「歌うこと」だと思います。

 コロトン自体も心地良い音を発生しますので、それに合わせて出したい音を歌い上げることが頭の中の「音の設計図」と「動き」をリンクさせる良い方法の一つでしょう。「音」に関する情報やイメージを基盤にして自分の思い通りの演奏ができるように補助する事こそが、この器具の最大の目的であり特徴です。

 今から20年ほど前に練習補助器具第1号機を作りました。今回の製品とは、似ても似つかない物でしたが、実際に練習や本番の前に使ってみて、どのような成果が出るかを自分なりに検討してきました。そういった改良と研究を何度も何度も積み重ねてようやく、今回提案する製品に辿りつきました。
 間違えないでほしいのは、「練習が必要なくなる」といった器具ではなくて、「練習をよりスムーズに行える」といった器具です。楽器を演奏する時に音に注意を傾けることや、楽曲の研究、解析といった時間を生みだすなど、本来の「聴覚芸術」としての楽器演奏をする為の補助器具と考えています。また、打楽器の練習においては、音や振動が大きく発生することから、限られた練習場所でしか練習ができません。しかし、練習場所がない時や、あるいは楽器そのものがない時などに、この「コロトン」を使えば演奏技術の持続に繋がるでしょう。もし打楽器を練習できる環境であれば、音を出す前に「コロトン」を使ってトレーニングをしておけば、本物の楽器を前にした時には、手の運動機能練習といった練習はほとんど必要ありません。
 楽器を目の前にした時点から、楽器の「音」を楽しみながらエチュードや曲を練習できます。楽器を使った練習の時から、音楽本来の目的である耳を使って音を楽しむことができるのです。

 

 

開発者  大垣内 英伸    

(札幌交響楽団打楽器奏者)

 

 

 

 

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